昨年秋に発表された Intel vPro Fleet Services、イメージとしてはインテル自らがホスティングする Intel EMA のクラウドサービスといった感じでしょうか。Microsoft Intune との連携などもあって、注目されている方も多いかもしれません。
弊社でも試してみましたが、まず驚いたのは当初の設定(プロビジョニング)が簡単だったことです。
Intel vPro Fleet Services は Intel EMA と同じ様にコンソールで生成した2つのファイルを管理対象の vPro プラットフォーム対応 PC 上で実行することで AMT の設定を行います。
何より驚いたのは Wi-Fi の設定が驚くほどに簡単で、以前あんなに苦労した Wi-Fi 経由のリモート起動も、あっという間に実現できてしまいました。


Intel EMA と違うところは、ソフトウェア常駐型ではないというところでしょうか。この2つのファイルでインテル製の半導体の中に含まれるファームウェアの設定が完了してしまえばファイルは削除可能で、PC に残って動作するソフトウェア・エージェントも存在しません。
ですから Intel EMA で実現できたソフトウェア・リモコンやファイル転送の機能はありませんが、vPro の AMT(Active Management Technology)を利用した遠隔での電源操作や UEFI BIOS の遠隔操作が行えるハードウェア・ベースのリモコンなど vPro プラットフォームの主要な機能が利用可能です。



このような、遠隔の電源コントロールやハードウェア・リモコンなどの設定が Wi-Fi 経由であっても 30 分足らずで設定出来てしまいました。これにはちょっと驚きました・・・
ただすべてが上手く行くことはなかなか無いようで、この Intel vPro Fleet Services、米国でホスティングされているせいか、通信があまり安定していないようです。
これはサーバーが頻繁にダウンしていてサービスが使えないとか、そんな致命的な話ではないのですが、Intel EMA 以降で用いられている vPro プラットフォーム対応 PC との通信方法では、サーバーと PC との定期的な通信が必須になっています。どうもこの通信がどこかで途切れてしまう様で、いざ PC を起動しようとすると、ターゲットの PC とのリンクが切れてしまっていてコマンドが送信できないとか、「実環境では使えないじゃん・・・」みたいなことが起こっています。(2026 年 6 月時点で)
これが改善されると、とっても良いサービスになると思うのですが・・・

