あなたが寝ているうちに・・・ Windows Update のお話

ますます重要になるタイムリーな PC のソフトウェア更新

Windows Update・・・ ちょっと面倒なこの作業、出来れば知らないうちに完了していて欲しいのですが、Feature Update(機能更新)と言われる大きめの更新があったり、アップデートで発生する既存環境との互換性の問題があったり、いろいろと悩ましいものです。

働き方が変わり、PC の役割も変化する中で、業務時間中に PC を止めることはますます難しくなっています。一方で組織の重要な情報へのアクセスに関して最前線にいるのも PC、そんな PC を狙ったサイバー攻撃は増えることはあっても減ることはないでしょう。
その様な PC を取り巻く環境において、Windows Update はセキュリティ対策のキホンのキ、様々なセキュリティ対策のための製品を導入していても、PC の基盤である OS の脆弱性が放置されていては、
攻撃者から情報を守ることは出来ないでしょう。

業務時間意外に PC のメンテナンスを行うには・・・ 電源を ON にしたまま PC を置いておくということになりますが、高騰する電気代、PC が起動していてネットワークに接続されていれば攻撃対象になること、ノート PC が主流になりバッテリーが接続されていること・・・ など、出来れば PC の電源は必要な時にだけ投入したいものです。また様々な場所でネットワーク接続は有線 LAN から Wi-Fi に移行していますからWake on LAN も使えなくなっています。そのようなことから、管理者が管理したいタイミングで PC にアクセスし、作業するための手段として、vPro プラットフォームが提供するリモート電源管理を導入されるケースが多くなっているのかもしれません。

ドメインや管理ツールがない環境でも時間外に Windows Update を完了したい

おかげさまで弊社製品は PC 1万台を超える環境から、数十台の環境まで、様々な規模のシステムでご利用いただいています。当然ながら大規模環境では Active Domain などのドメイン・サービスや構成管理のためのツールが用意され、PC にいつソフトウェア・アップデートを適用するか、きめ細かく設定が可能です。
一方で小規模の環境においては、前述の様な環境は無く、Windows にデフォルトで搭載されている機能を利用したり、管理者の努力によって何とか維持されているケースも多いのではないでしょうか。
「WSAS や特別な配布ツール無しに、業務時間外に自動で PC のソフトウェア更新を実施し、翌日には最新の環境でスタッフがすぐに業務を開始できる環境を提供できないものか?」というお客さまからのご相談を受け、弊社ではこんなツールを用意しました。

Windows 上で動作する弊社の小さなプログラムが、通常の電源ボタンの押下では無く、インテル vPro プラットフォームの提供するリモート電源管理機能によって立ち上げられたことを感知すると、自動的に Windows Update を実行したり、事前に用意されたバッチファイルを実行するといったシンプルなツールです。シンプルですが、弊社の AMT Operation Center と組み合わせることにより、終業後に PC を自動起動し、重要なソフトウェアを更新後シャットダウンを行うという一連の作業が、管理者の手を煩わすことなく実施可能になります。

あなたが、そして現場のユーザーの皆さんが休んでいる間にソフトウェア更新を行う手軽なツールとして一度ご検討下さいませ。

おしまい