10 月のある日、長くビジネス PC 分野で活躍したエンジニアが突然帰らぬ人になってしまいました。
私たちが今扱っている vPro プラットフォーム(つい最近まで「vPro テクノロジー」と呼ばれていたので、そちらの呼び方のほうが親しみがあるのですが)に関して言えば、彼はインテルの日本法人においてその発表のタイミング、2006 年の 9 月から、退職する 2017 年まで、一貫して技術サポートを担当してくれました。
また米国における vPro プラットフォームの技術サポートサイト「vPro Expert Center」の日本語版である「vPro 匠道場」ではモデレーターとして皆さんからの技術的なご質問に対してお答えすると同時に、インテル Endpoint Management Assistant (インテル EMA)の前身とも言える、インテル Setup and Configuration Software(インテル SCS)のサポートにおいても、彼が頼りでした。
そして彼は弊社、Mogul Technologies 合同会社の創業メンバーでもあり、時間の流れと共に vPro プラットフォームに関わったメンバーの所属や立場が変わっても、変わらず一緒に仕事をしてくれました。
そして公私共にあちこちへ出かけ、議論をし、美味しいお酒を酌み交わしました。
まさにかけがえのない同僚であり、先輩であり、そして友人でした。
彼に会えなくなる寂しさを表現できる言葉は見つかりませんが、大切な人を見送る、それだけ vPro プラットフォームは皆さまのご支援で長く続き、私たちも年齢を重ねているということなんでしょう。
また彼に会える日もそう遠くないのかもしれません。だから「さよなら」ではなく、「またね」と言ってしばしのお別れをしたいと思います。
こうへいさん、ありがとうございました。
またね。